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Google Domainsはサービス終了。移管先Squarespace Domainsの実態を解説

「Google Domainsでドメインを取得したい」「今使っているGoogle Domainsにログインできない」――そう考えて検索し、このページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、Google Domainsはすでにサービスとして存在していません。運営していたGoogleは2023年にドメイン登録事業をSquarespace, Inc.へ譲渡しており、新規のドメイン取得はもちろん、既存ユーザーの管理画面としても「Google Domains」という名称のサービスにはもうアクセスできない状態になっています。この記事では、サービス終了に至った経緯と、実際にドメイン管理を引き継いでいる「Squarespace Domains」がどのようなサービスなのかを、公式情報に基づいて整理します。

「Google Domains」を検索したときに誤解しやすいポイント

Google Domainsという名前は今もインターネット上の記事やブログに数多く残っているため、検索してこのページに来た方の中には「まだ申し込めるサービスの一種」だと思い込んでいる方も少なくありません。実際には次のような点が誤解されやすいので、先に整理しておきます。

まず、Google Domainsでは新規のドメイン登録が一切できません。事業自体がSquarespaceに引き継がれているため、Googleのブランドでドメインを新規契約する窓口は存在しないのです。次に、既存ユーザーが使っていたアカウントも、現在はGoogleのシステムではなくSquarespace側のシステムに統合されています。「Google Domainsにログインできない」という状態は、多くの場合サービス障害ではなく、管理場所がSquarespaceに変わったことが原因です。さらに、DNS設定やネームサーバーの情報は移管の過程で引き継がれているとされていますが、すべてのケースで完全に自動移行が保証されているわけではなく、実際の設定状況は利用者自身がSquarespace側のアカウントで確認する必要があります。

Google Domainsの名を冠したサイトや、Google Domains宛のログイン画面を装った案内には注意してください。移管完了後は、ドメイン管理はSquarespaceのアカウントで行うのが正規の手順です。心当たりのないメールやリンクからログイン情報を入力することは避け、必ずSquarespaceの公式サイトから直接アクセスするようにしましょう。

Google DomainsがSquarespaceへ事業譲渡された経緯

Google Domainsは、Googleが独自ドメインの登録・管理サービスとして長年提供してきたサービスです。しかし2023年6月15日、Googleの親会社であるAlphabet Inc.は、Google Domainsの資産をウェブサイト作成サービス大手のSquarespace, Inc.へ売却する契約を締結したことを発表しました。そして同年9月7日、Squarespaceはこの買収手続きの完了を公式に発表しています。

この買収では、Google Domainsが管理していた登録済みドメイン名(公表されている情報では約1,000万件規模とされ、その半数以上が.comドメインだったとされています)と、それに紐づく顧客アカウントのすべてがSquarespaceへ移転されました。買収金額は約1億8,000万ドルとされています。買収完了と同時に、Google Domainsとしての新規ドメイン登録の受付は停止され、以降はユーザーに対してSquarespaceのサービスを直接利用するよう案内が行われるようになりました。

なぜGoogleがこの事業を手放したのか、公式な理由が詳細に説明されているわけではありませんが、Googleが自社のコア事業(検索・広告・クラウド等)にリソースを集中させる方針の一環として、周辺事業であったドメイン登録サービスを、ウェブサイト構築やドメイン管理を主力事業とするSquarespaceへ委ねた形と見ることができます。

全ユーザーのドメイン移管はどのように完了したか

買収発表後、実際にユーザーの管理権限がGoogleからSquarespaceのシステムへ移されるまでには、一定の移行期間が設けられました。Squarespaceの公式ヘルプセンターによれば、既存のドメイン登録者情報や支払い情報の管理元をSquarespace側へ統合する移管作業は段階的に進められ、2024年4月頃から本格的な移管が開始され、対象となるすべてのドメインの移管は同年7月10日までに完了したとされています。

移管にあたっては、既にSquarespaceのアカウントを持っているユーザーはログインの上でドメインダッシュボードから所有ドメインを確認する形になり、Squarespaceのアカウントを持っていなかったユーザーには自動的にアカウントが作成され、Googleアカウントでのログイン(「Continue with Google」)によって引き続きアクセスできる仕組みが用意されました。ネームサーバーやDNSレコードの設定内容は、原則として移管前の内容を引き継ぐ設計になっているとされていますが、公式ヘルプでは「ドメインやメール転送が正しく機能しない場合はDNSレコードの見直しが必要になることがある」とも案内されており、完全に手放しで問題が起きないと保証されているわけではありません。

Squarespace側の案内では、Dynamic DNS(DDNS)、ACME方式のTLS/SSL証明書の自動発行、旧世代の「Squarespace 5」向けのドメイン接続など、一部の機能はSquarespace Domainsではサポート対象外とされています。Google Domains時代にこれらの機能を利用していた場合は、移行先での代替手段を確認しておく必要があります。

移管先「Squarespace Domains」の運営会社

現在ドメイン管理を引き継いでいる「Squarespace Domains」は、米国のSquarespace, Inc.が運営するドメイン登録・管理サービスです。Squarespace, Inc.はニューヨークを拠点に、ウェブサイト作成・ホスティング・オンラインストア構築などを手掛ける大手企業で、ドメイン事業の運営についても20年以上の実績があるICANN認定レジストラとされています。Google Domainsのユーザーから見ると運営主体がGoogleから完全に切り替わった形になりますが、Squarespace自身がもともとドメイン登録サービスを提供してきた事業者であるため、ドメイン管理という業務自体は同社の既存の基盤の上で継続されています。

Squarespace Domainsの料金体系

Squarespace Domainsは、公式サイト上で「表示されている価格がそのまま支払う価格である」という透明性を強く打ち出しています。これは、登録時に別途追加料金が必要になる機能(後述するWHOISプライバシー保護やSSL証明書など)を、多くの他社サービスのように有料オプションとして請求するのではなく、登録料金にあらかじめ含める形を取っているという意味です。個別のドメイン(TLD)ごとの具体的な登録料金・更新料金は変動するため、この記事では断定的な金額は記載しません。契約を検討する際は、必ずSquarespace Domainsの公式サイトで対象のドメインの最新料金を確認してください。

なお、買収完了時点でGoogle Domainsを利用していた既存ユーザーについては、Squarespace側が買収完了後「少なくとも12か月間」はGoogle Domains時代の更新料金を維持する方針を示していました。

この価格維持の措置はあくまで移管当初の一時的な案内であり、無期限に保証されているものではありません。現在契約しているドメインの更新料金がいくらになっているかは、Squarespaceの管理画面またはSquarespace Domainsの公式サイトで必ず確認するようにしてください。

Squarespace Domainsで標準搭載されている機能

Squarespace Domainsでは、ドメインを登録すると次のような機能が追加費用なしで利用できるとされています。

これらに加えて、Squarespaceの他サービス(ウェブサイト作成ツールやオンラインストア機能)と組み合わせて利用したり、Google Workspaceと連携して独自ドメインの業務用メールアドレスを設定したりすることも可能です。ドメインの取得のみを目的とする場合でも、Squarespaceの他サービスに加入する必要はありません。

既にGoogle Domainsを利用していた方が確認すべきこと

現在Google Domainsでドメインを管理していた方は、既にSquarespaceのアカウントへ移行が完了しているはずです。まず確認すべきは、移管完了時にSquarespaceから届いているはずの通知メールです。このメールには、アカウントへのログイン方法や、移管されたドメインの一覧が記載されています。

ログインができない場合は、Googleアカウントでの「Continue with Google」ログインを試すか、契約時のメールアドレスでSquarespaceのアカウント復旧手続きを行う必要があります。DNSレコードやネームサーバーの設定が見当たらない、あるいはウェブサイトやメールが正しく動作しないという場合は、Squarespace側のドメインダッシュボードでDNS設定を再確認してください。

一方で、Squarespaceでの運用に不安がある、あるいは他のサービスに一本化したいという場合は、国内の別のドメイン取得サービスへのドメイン移管を検討する選択肢もあります。移管の手続きを行う前には、現在のドメインに設定されているドメインロックを解除し、認証コード(Authコード)を取得しておく必要がある点に注意してください。

まとめ:これから新規にドメインを取得するなら

Google Domainsは2023年にSquarespaceへ事業譲渡され、現在は「Squarespace Domains」としてドメイン管理が引き継がれています。これからGoogle Domainsのような感覚で新規にドメインを取得したい場合、選択肢としてSquarespace Domainsを直接契約することも可能ですが、日本語でのサポートを重視するのであれば、国内のドメイン取得サービスも比較検討する価値があります。取り扱いTLD数が豊富なお名前.comや、料金体系がわかりやすいムームードメインなどが代表的な候補で、各社の特徴はドメイン取得サービス比較ランキングでまとめて比較できます。

すでにGoogle Domainsを利用していた方も、これから独自ドメインを検討している方も、まずは現在の移管先であるSquarespace Domainsの最新の料金・機能を公式サイトで確認しておくことをおすすめします。