ペライチの評判・料金プラン・メリットデメリットの公式サイトスクリーンショット

ペライチの評判・料金プラン・メリットデメリット

ペライチは、株式会社ペライチが運営する国産のホームページ作成ツールです。1ページで完結するランディングページ(LP)づくりに特化しており、用意されたテンプレートとパーツを組み合わせるだけでセミナー告知やキャンペーンページを短時間で公開できる手軽さが支持されています。一方で、運営会社は2025年にラクスル株式会社の完全子会社となり経営体制が変わったほか、料金プランや無料枠の扱いも複数回にわたり改定されています。この記事では、契約前に押さえておきたい注意点と、運営会社・料金・機能・サポート体制といった観点から見たペライチの魅力を整理します。

無料プランだけではページを公開できない点に注意

ペライチには無料の「フリープラン」が用意されていますが、2025年10月1日付のサービス内容改定により、フリープランで公開できるページ数は0枚に変更されました。それ以前は無料のまま最低限のページを公開できる仕組みが残っていましたが、現在はページを実際にインターネット上へ公開して集客や販売に使うには、ライトプラン以上の有料プランへの契約が前提になっています。無料の範囲でできるのはページの作成・編集までで、「まずは無料で試してみて、良ければ公開する」という使い方を想定している場合は、この制限を事前に理解しておく必要があります。

また、決済機能を使う場合の決済手数料はプランによって異なり、上位プランほど手数料率が低く設定されている一方、最下位のライトプランはやや高めの手数料率になっています。ネットショップ的にオンライン決済を多用する予定がある場合は、想定する決済件数・金額に対して手数料負担がどの程度になるかを、契約前に公式サイトの料金ページで具体的に確認しておくことをおすすめします。

複数ページにわたる本格的なサイト運用を考えている場合にも注意が必要です。ライト・レギュラープランは公開できるページ数が数ページ程度に制限されており、20ページ規模まで公開したい場合はビジネスプラン以上を選ぶ必要があります。ページ数が増えるほど、想定より上位のプランを選ばざるを得なくなるケースがあるため、将来的にどの程度ページを増やす可能性があるかを見積もった上でプランを選ぶことが重要です。

料金プラン・無料プランでできる範囲(ページの公開可否を含む)は2025年8月・10月と短期間に複数回改定されています。今後も内容が変わる可能性があるため、契約前には必ずペライチ公式サイトで最新のプラン内容・料金をご確認ください。

ラクスルグループの運営体制で高まる信頼性

ペライチを運営する株式会社ペライチは2014年4月21日に設立され、東京都渋谷区に本社を置く企業です。2020年9月にラクスル株式会社から出資を受けて資本業務提携を開始し、2025年3月にはラクスルによる株式取得によって完全子会社となりました。これに伴い2025年4月1日付で代表取締役CEOが交代し、社内でCFOを務めていた人物が新たにCEOへ就任するなど、経営体制の刷新も行われています。

運営会社

株式会社ペライチ(ラクスル株式会社の完全子会社)

設立

2014年4月21日

サービスの特徴

1ページ完結型のLP作成に特化、テンプレートとパーツの組み合わせで制作

ラクスルは印刷・広告・物流といった幅広いBtoB向けプラットフォーム事業を展開する東証プライム上場企業であり、決済基盤やマーケティング面でのノウハウを持つグループです。ペライチがこのグループの一員となったことで、単体の中小SaaS事業者としてではなく、上場グループ企業のガバナンス・インフラの上でサービスが運営される体制になっている点は、長期的にツールを使い続けるうえでの安心材料の一つといえます。ホームページ作成ツールは一度サイトを構築すると乗り換えのコストが小さくないため、運営会社の資本体制が安定しているかどうかは、ツール選定において料金や機能と並んで重視したいポイントです。

料金プランは4段階、独自ドメインは全プラン対応

ペライチの有料プランは、月額の安い順に「ライト」「レギュラー」「ビジネス」「プロフェッショナル」の4段階で構成されています。月契約の税込価格はライトプランが1,628円、レギュラープランが3,278円、ビジネスプランが4,378円、プロフェッショナルプランが7,678円です。年単位など長期の契約を選ぶことで、月契約よりも割安な単価になる料金体系になっています。

ライトプラン

気軽にホームページを運営したい個人・小規模事業者向け。決済手数料はやや高め。

レギュラープラン

オンライン決済の導入を重視する事業者向け。

ビジネスプラン

決済・予約機能をまとめて使いたい事業者向け。公開ページ数の上限も広がる。

プロフェッショナルプラン

複数の商品・サービスを同時に販売したい事業者向けの最上位プラン。

独自ドメインの設定自体は、最も安いライトプランを含めた全てのプランで利用できます。「独自ドメインが使えるかどうか」で上位プランを選ぶ必要はなく、独自ドメインは前提条件として確保した上で、公開したいページ数や、予約・決済機能をどこまで使うかによってプランを選ぶ考え方になります。具体的には、公開ページ数はライト・レギュラープランが数ページ程度までであるのに対し、ビジネス・プロフェッショナルプランではより多くのページを公開できます。また、事前決済を伴う予約機能はビジネスプラン以上でのみ利用可能です。

クレジットカード登録なしで1か月間ビジネスプランの主要機能を試せる無料お試し期間も用意されており、期間終了後に自動的に有料プランへ切り替わることはない仕組みになっています。実際にどのプランが自社の用途に合うかを判断する材料として、こうしたお試し期間を活用してから本契約に進む方法も検討する価値があります。

600種類以上のテンプレートと予約・決済機能

ペライチの制作画面は、あらかじめ用意されたテンプレートを選び、見出し・画像・フォームといったパーツをブロック単位で組み合わせていく方式です。公式サイトでは600種類以上のテンプレートが使い放題と案内されており、HTMLやCSSの専門知識がなくても、業種やページの目的に合わせたデザインを短時間で形にできる点が特徴です。

機能面では、問い合わせ対応に使えるフォームパーツに加えて、「ペライチ予約」による予約受付、「ペライチ決済」によるオンライン決済への対応が用意されています。飲食店やスポーツジム、教室運営など、予約と決済を1つのページ内で完結させたい業態との相性がよい構成です。加えて、コピーライティングの負担を軽減する「AIアシスト」機能や、公開中のページに対してワンクリックでテストページを作成できるA/Bテスト機能、リピーター獲得を目的としたメルマガ配信機能も備えています。単にページを作るだけでなく、公開後の集客・改善サイクルまでを一つのツール内でまかなえるように設計されている点は、他の国産ホームページ作成ツールと比較したときの特徴です。

予約機能(事前決済)や複数ページの公開数上限など、一部の機能・上限は契約するプランによって対応状況が異なります。自社で使いたい機能がどのプランから利用できるかは、公式サイトの料金ページで最新の対応表をご確認ください。

常時SSL・レスポンシブ表示・SEO設定にも標準対応

制作したページを独自ドメインで公開する場合、SSL証明書は無料で発行・自動設定される仕組みになっており、利用者が自分でSSL証明書を取得・設定する手間なく常時SSL化されたページを公開できます。あわせて、作成したページはパソコン表示だけでなくスマートフォン表示にも自動で最適化されるレスポンシブデザインに対応しているため、Web制作の知識がなくても、端末ごとに個別のレイアウトを作り込む必要がありません。

検索エンジン対策の面でも、ページタイトルやディスクリプションなどSEOに関わる基本項目の設定状況をまとめてチェックできる「基本情報チェックリスト」機能が用意されており、抜け漏れのない設定を後から見直しやすくなっています。公開後のアクセス状況は日別のアクセス解析画面で確認できるほか、Googleアナリティクスやサーチコンソールといった外部の解析ツールと連携させることも可能です。さらに、上級者向けにはHTML・CSS・JavaScriptを直接埋め込む機能も用意されており、テンプレートの範囲を超えた細かい表現を加えたい場合にも対応できる余地が残されています。初心者は標準機能だけで公開まで完結でき、慣れてきた段階でカスタマイズの幅を広げていけるという、段階的な使い方ができる点も特徴です。

チャット・オンライン相談など手厚いサポート体制

国産のホームページ作成ツールであることもあり、ペライチは日本語でのサポート体制を重視しています。管理画面を開いたまま、その場でオペレーターにチャットで質問できる仕組みが用意されているほか、画面を共有しながら操作方法を確認できる60分間のオンライン個別サポートも提供されています。予約は最短で申し込みから1時間後の枠から確保できるとされており、ページ作成中に操作でつまずいた際にすぐ相談できる体制が整っています。

さらに、ペライチの操作方法だけでなく、SNSを使った集客方法などビジネス全般に役立つテーマのセミナーも随時開催されています。ヘルプページやFAQも整備されているため、まずは自己解決を試み、それでも解決しない場合はチャットやオンライン相談に進む、という段階的なサポートの受け方ができます。ITツールの操作に不慣れな個人事業主や、専任のWeb担当者を置いていない小規模事業者にとって、こうした対人サポートの手厚さは安心材料になります。

オンライン個別サポートは予約制で、最短では申し込みから1時間後の枠を確保できるとされています。ページ公開直前に操作でつまずいた場合でも、当日中に相談できる可能性がある点は、外部の制作会社に発注する場合との大きな違いです。ただし予約状況によって確保できる時間帯は変動するため、余裕を持って早めに予約する運用をおすすめします。

こんな事業者にペライチは向いている

ペライチが最も力を発揮するのは、飲食店・スポーツジム・教室運営・小売店など、単発のセミナー告知やキャンペーンページ、店舗紹介ページを短時間で公開したい事業者です。複数のテンプレートから業種に近いデザインを選び、予約・決済パーツを組み込むだけで、専門の制作会社に依頼せずとも実用的なページを用意できます。ネットショップの入り口となる1枚のページを素早く用意したい場合や、広告出稿と合わせて期間限定のランディングページを作りたい場合にも向いた構成です。

一方で、企業のコーポレートサイトのように、会社概要・事業内容・採用情報・ニュースなど多くのカテゴリのページを継続的に増やしていく本格的な多ページサイトの構築には、ページ数の上限がネックになりやすく、あまり向いていません。そうした用途では、複数ページの本格的なサイト構築を得意とするWixやSTUDIOとの比較も検討することをおすすめします。ホームページ作成ツール全体の選び方については、ホームページ作成ツールの選び方も参考にしてください。

まとめ: 単発LP運用に強みがあるツール

ペライチは、ラクスルグループの一員となった株式会社ペライチが運営する、1ページ完結型のLP作成に特化したホームページ作成ツールです。600種類以上のテンプレートと予約・決済機能を組み合わせることで、専門知識がなくても実用的なページを短時間で公開できる手軽さが強みで、常時SSL・レスポンシブ表示・SEO設定といった基本的な対策も標準機能として備わっています。その一方で、無料プランでは公開までは行えないこと、ページ数の上限によって上位プランへの移行が必要になる場合があること、料金プランが短期間に改定されてきた経緯があることは、契約前に理解しておきたいポイントです。

運営会社がラクスルという上場企業グループの完全子会社になったことで、サービスの継続性という面では一定の安心感がある一方、料金体系や無料枠の範囲は今後も見直される可能性があります。単発のLP・キャンペーンページを素早く用意したい事業者にとっては有力な選択肢となるため、契約前には必ず最新の料金プランと機能を公式サイトで確認したうえで、自社の用途(公開したいページ数、予約・決済機能の要否、想定する決済件数など)に照らして判断してみてください。